私たちには、指導を重ねる中で気づいたことがあります。
それは、短い期間に、成績を伸ばした生徒たちに
共通することです。
指導する者の技術、生徒たちが学習に費やした時間の長さは
いずれも、大きな要素です。
しかし、これらにもまして、大きな共通項があります。
それは「質問する力」です。
短期間に成長する生徒たちは
非常に多くのことに疑問を持ち、質問を投げかけてきてくれます。
注目すべきは、その質問の「質」が、変化していくことです。
「何がわからないかわからない」
と言っていた生徒が、質問の回数を重ねるうちに
「この問題がわからない。」
「この問題のここがわからない。」
「やってみたけど、ここが解答と違う。なんでかわからない。」
といったように、質問の中身を変化させていきます。
最後のような質問をするようになったとき
ほとんどの生徒の成績は
すでに上昇しているか、上昇する直前の状態にあります。
私たちは、生徒たちがここに至る過程に、着目しました。
1. 大量の知識に触れ、学習内容に意味を見い出す
2. 疑問を感じ、発問し、質問の精度を高める
3. 疑問を乗り越えて、自ら課題を設定する
スクールNACは
講師育成、指導内容、校舎の造りを工夫して
そんな「質問する力」を養える場所として、創られました。